2007年ニュース

シリコーン樹脂製品の値上げについて

信越化学工業株式会社(本社:東京)は2007年12月出荷分より、主要製品の一つであるシリコーン樹脂製品の値上げを国内外で行う。値上げ幅は製品別に15%~18%。

シリコーン樹脂製品の主原料である金属ケイ素やメタノール、触媒原料(白金等)の価格は高騰が続き、また原油価格の上昇が続く中で製造用エネルギー、石油系溶剤、包装資材、輸送費などのコスト上昇にも直面している。特に金属ケイ素は世界的な需給逼迫と有力生産地の電力需要拡大の影響で価格が高騰し、白金も国際的な供給不安から、10月に入り史上最高値を更新し続けている。

当社では、これまでさまざまな合理化により製造コストの削減に努めてきたが、企業努力のみでこれらのコスト上昇分を吸収することは困難となり、このたびその一部を販売価格に転嫁せざるを得ない状況となったもの。

シリコーン樹脂製品は、有機と無機の特性を兼ね備えた高機能樹脂。電気・電子、自動車、化粧品、建築、化学など、幅広い産業分野で高付加価値を付与できる製品として使用されている。

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