2009年ニュース

海上における危険物輸送の法改正に伴う対応について

化学品の有害性の分類および表示について世界中で調和を図るGHSの導入が、日本を含め世界各国で進められていますが、海上における危険物輸送を規定するIMDGコードでもGHSの分類をベースにして環境有害物質(=海洋汚染物質)の定義の見直しが行われ、すでに2009年1月1日から施行、2010年1月1日から義務化されます。

従来の海洋汚染物質は、個別にリストに収載された物質に限定されていました。しかし、今回の改正では、環境保護のレベルを高めるために、GHSの分類において水生生物に対して一定以上の有害性がある物質/混合物は、すべて環境有害物質(=海洋汚染物質)として規制されます。この結果、当社シリコーンの中で新たに環境有害物質に指定される製品があります。

当社では、海上における危険物輸送の規定を従来から遵守していますが、今回の改正に対しても適切に対応していきます。

※ IMDGとは International Maritime Dangerous Goods (国際海上危険物規則)の略称です。
※ GHSとは The Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)の略称です。

改正による変更点

海洋汚染ラベル(左)と標札
● 該当製品には、目印として新たに海洋汚染ラベル(左)と
標札が貼られます。
新ラベルが貼られたUN容器
● 新ラベルが貼られたUN容器。

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