2022年ニュース

信越化学、シリコーンの高機能製品群を中心に800億円超の能力増強投資

旺盛な需要に対応し、継続的に投資を実施

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤 恭彦、以下信越化学)は、主力事業の一つであるシリコーン事業で800億円を超える設備投資を行い、同事業をさらに拡充します。

信越化学は、2018年9月に発表しましたシリコーン事業における1,100億円の投資計画で、中間原料であるシリコーンモノマーを日本とタイの2拠点で生産能力を増強し、従来比で約1.5倍の能力増としました。同事業の川下に当たる分野に対する投資はこれまでも適宜行ってきましたが、高機能製品を中心に顧客から大変強い需要があるため、今回の設備投資で、生産能力をさらに増強します。当社ではすでに、新製品の開発を強化し、製品構成をいわゆるスペシャリティに重点を置くことを表明しており、今回はそれを強化するための投資です。現時点での計画では、投資金額は800億円を超える見込みです。これにより、旺盛な需要に対応するとともに、安定供給体制を強化します。

今回、生産能力を増強するのは、オイル系・レジン系・ゴム系の最終製品で、多岐にわたります。また、新規では省エネルギーと生産性の向上を実現する二次加硫不要成形用シリコーンゴムの設備やマイクロLED関連材料の試作設備の導入など、環境負荷の低減や先端技術に寄与する取り組みを進めます。一連の設備投資は主力工場の群馬事業所(群馬県・安中市)をはじめ、武生工場(福井県・越前市)、直江津工場(新潟県・上越市)の国内工場を中心に実施し、2025年までに順次完成、操業開始を目指しています。

信越化学は、これまで蓄積してきた技術力とノウハウを生かして付加価値の高いシリコーン製品を開発・供給することで社会とお客様のさまざまな課題解決に努め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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