注目製品

液状シリコーンゴム用プライマー

プライマーPI

プライマーPIは、難接着材料であるポリイミド材料をはじめ、各種被着体との接着性を向上させるプライマーです。

特長

  • 液状シリコーンゴムのポリイミド材料への接着性を向上させます。
  • アクリル、ポリカーボネート、PPS、PBTなどの樹脂に対しても、接着性向上が期待できます。

一般特性

項目 製品名 プライマーPI

外観

黄色

粘度 25℃

mm2/s
0.8

不揮発分 105℃×3h

%
5.0

溶剤

酢酸エチル

標準乾燥条件

23℃×30min
(規格値ではありません)

ポリイミドシートの接着試験

試験方法:
  1. ポリイミドシートを約40mm×40mmに切り出し、プライマー塗布後、乾燥させる。
  2. 液状シリコーンゴム(KE-106/CAT-RG、KER-4690-A/B)を垂らし、下記の硬化条件で硬化させる。
  3. 硬化した液状シリコーンゴムの中心に切り込みを入れ、折り曲げて接着性を確認する。
試験方法
液状シリコーンゴム 硬化条件 HJA-A4-100
(株)北新製
ポリイミドシート
カプトン100H
東レ(株)製
ポリイミドシート
カプトン100EN
東レ(株)製
ポリイミドシート
未塗布 塗布 未塗布 塗布 未塗布 塗布

KE-106/CAT-RG

150℃×1h × × ×

KER-4690-A/B

UV-LED(365nm):
積算光量4,000mJcm2+23℃×14h
× × ×

評価結果 = ◎:はがそうとすると液状シリコーンゴムが凝集破壊 ×:シートを曲げると液状シリコーンゴムがシートから剥離

試験に使用した型取り用液状シリコーンゴムKE-106/CAT-RG、ナノインプリント用液状シリコーンゴムKER-4690-A/Bは、自己接着タイプではありませんが、プライマーPIを併用することで、ポリイミドシートとの良好な接着性が確認できました。

ポリイミドシート以外の被着体との接着性試験

液状シリコーンゴム:KE-106/CAT-RG
硬化条件:150℃×1h

被着体 プライマー
PI
PRIMER-
NO.4
(既存品)
未塗布
PPS ×
PBT ×
ポリカーボネート ×
アクリル ×
ナイロン ×
ガラエポ ×
セラミック ×
ブリキ ×
Ni × ×
SUS ×
Cr ×
Cu ×
Sn ×

評価結果 =
○:接着部が半分以下の剥離でシリコーンが破断
△:接着部が半分以上剥離してからシリコーンが破断
×:剥がすと全面剥離

※プライマーPIは、酢酸エチル希釈品のため、ほかのプライマー同様に、消防法 第四類第一石油類(非水溶性液体)に該当します。ご使用前には、SDSをご確認ください。

光透過率(プライマーPI塗布後)

液状シリコーンゴム:KE-106/CAT-RG
プライマーPI塗布後も高い光透過率を有しています。

光透過率
ポリイミド材料だけでなく、さまざまな被着体と液状シリコーンゴムの接着性を向上させます。
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