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成形用シリコーンゴムとは
成形用シリコーンゴムは、大きく分けてシリコーンゴムコンパウンド(ミラブルゴム)とLIMS(液状シリコーンゴム射出成形システム)があり、成形方法や製品に要求される機能・特性などにより最適な材料をお選びいただけます。
成形用シリコーンゴムの位置づけ
成形用シリコーンゴムの優れた特性
成型用シリコーンゴムは、ほかの有機系ゴムにはない数々の特長を備えています。
シリコーンゴムの多彩な特性で、製品の高品質化・高機能化を実現するだけでなく、二次加硫不要タイプも取り揃え、製造工程の効率化や省エネルギー化などにも貢献します。
天然ゴムを基準とした各種ゴムとの特性比較
成形用シリコーンゴムの用途例
自動車から、電気・電子機器、機械、レジャー用品、家庭用品まで、多岐にわたる分野のさまざまな製品に活用されています。
シリコーンの一般的な性質
結合エネルギーが大きい
シロキサン結合(-Si-0-Si-)を主骨格とするシリコーン(ジメチルポリシロキサン)は、
炭素結合(C-C)の結合エネルギーが85kcal/molであるのに対し、106kcal/molと大きく、非常に安定しています。
このため、一般の有機系ポリマーに比べ優れた耐熱性、電気絶縁性、化学的安定性を備えています。
分子間力が小さくコイル形成能が大きい
シリコーンはヘリックス構造(コイル状)で、分子間力が小さいため、弾性に富み、
圧縮性が大きい、耐寒性に優れるという性質があります。
また、コイル構造の外側に位置するメチル基が自由に回転できるため、はっ水性、離型性など独特の界面特性を発揮します。
製品分類から探す
ミラブルシリコーンゴム(HCR)
固形状のシリコーンゴムコンパウンド
液状シリコーンゴム射出成形システム(LIMS)
液状のシリコーンゴムとその射出成形システム
フロロシリコーンゴム
耐熱性、耐寒性、加工性に優れた耐溶剤性のあるゴム
SEPラバー(シリコーン変性EPDM)
EPDMをシリコーンで変性し、耐熱性、耐候性、低温特性を向上させたゴム