2018年ニュース

信越化学、シリコーン事業に1,100億円を設備投資

国内外のシリコーンモノマーから最終製品までの生産能力を拡充

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)は、主力事業の一つであるシリコーン事業で1,100億円近くの設備投資を実施する。シリコーンの中間製品のモノマーとオイル系・樹脂系・ゴム系の様々な最終製品の生産能力を、国内外の主要な拠点で増強する。世界の多くのお客様から、多種多様な要望を受けており、これに応えていくために一連の投資を行う。これらの投資により、一貫生産体制を更に強化するとともに、お客様の課題解決に貢献できる力を高める。

今回の設備投資は約2年半にわたり段階的に実施し、モノマーの増強と最終製品の増強を並行して進めていく。投資の内訳は、モノマーなど中間製品の生産能力の増強に約500億円、最終製品の生産能力の増強に約500億円、その他インフラや出荷など付帯設備の増強に約100億円を見込む。モノマーは日本とタイの既存の拠点、最終製品群は日本に加え海外にある6か国の既存の拠点での能力を増強する。

お客様の要望や需要見込みに鑑み、シリコーン製品の需要は世界のGDPの平均的な伸びを上回る伸長が見込まれる。このように堅実な伸びが期待されるシリコーン製品の需要を幅広く捉え、かつ柔軟に対応していく。シリコーンは、信越化学にとって過去から現在に至るまで戦略的に重要な事業であり、これからもその存在価値を高めていく。今回の生産能力の強化により、顧客とともに成長し、主要シリコーンメーカーとしての地位を強化していく。

信越シリコーン生産拠点

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