2025年ニュース

信越化学、タイで再生可能エネルギーを導入し、
温室効果ガス排出量を削減

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦 以下「信越化学」)は、タイ国ラヨーン県でのシリコーン事業において、日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京、以下NSE)と大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、本社:大阪、以下OG)が共同出資するNS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(社長:木下達哉、以下NSET)から、バイオマスコージェネレーションシステムによる再生可能エネルギーを受給します。
同エネルギーの受給を開始する信越化学のグループ会社は、Shin-Etsu Silicones (Thailand) Limited(以下SEST)、Asia Silicones Monomer Limited(以下ASM)、Shin-Etsu New Materials (Thailand) Limited (以下SENT)のシリコーン事業に関わる3社です。

NSETによる再生可能エネルギー供給事業は、環境省の令和6年度「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism: JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」※1に採択された取り組みです。NSETが、SEST敷地内に本設備を設置・操業管理し、タイ国内で産出された木質チップを燃料にして製造した再生可能エネルギー(電力・蒸気)の全てを、SEST、ASM、SENTの3社(以下「3社」)向けに供給します。
この取り組みを通じて新たに調達したエネルギーは、3社で使用するエネルギーの一部を賄うことになります。この取り組みによりSEST、ASM、SENTの3社合計の温室効果ガス排出量は年間で約4.8万tの削減となる見込みです。

信越化学グループは、引き続き製品の開発と安定供給に注力するとともに、温室効果ガス排出量の削減等、環境に配慮した取り組みを行っていくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※1 優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。なお、本事業はタイ国政府と日本政府の協力の下で実施されている。

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