数字でひもとく「信越シリコーン」

01 シリコーンは何からできているの?

一般的な有機高分子の主鎖は、炭素(C)が繰り返しつながる構造であるのに対し、シリコーンはケイ素(Si)と酸素(O)が繰り返し並ぶシロキサン結合を主鎖とする無機高分子です。*1*2
また、シリコーンの分子構造の側鎖には有機基があり、その種類によりさまざまな特性を付与することが可能なハイブリッド材料です。
シリコーンの主原料は天然由来のケイ石(SiO2)と水、天然ガス由来のメタノールであり、複雑な化学反応を加えて合成されます。
最も多く生産されているポリジメチルシロキサンを例にとると、構成成分の約6割は、ケイ石と水由来となります。

■ 地殻中の元素の重量比(上位の5元素)

順位 元素 クラーク数※
1 酸素 49.5
2 ケイ素 25.8
3 アルミニウム 7.56
4 4.70
5 カルシウム 3.39

※ クラーク数とは地球上の地表付近に存在する元素の割合を重量比で表したもの。

*1
化学情報の世界的権威であるChemical Abstracts Service(CAS)では、シリコーンポリマー類をPolysiloxanesやSiloxanes and Siliconesなどの統制語で索引し、無機ポリマーに分類しています。
*2
国際純正・応用化学連合(IUPAC;International Union of Pure and Applied Chemistry)では、2007年に無機ポリマーは主鎖に炭素原子を含まない高分子化合物であると定義しています。

シリコンとシリコーン

シリコンとシリコーンについて

半導体や太陽電池に使われるシリコン(Silicon)とシリコーン(Silicone)は別のものです。シリコンはケイ素(Si)のことですが、シリコーンはケイ素をもとに作り出された人工の化合物です。信越グループの信越半導体では半導体用シリコンを製造し、その生産量は世界最大です。

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