化粧品向け信越シリコーン セレクションガイド

ポリグリセリン変性シリコーンオイル

ポリグリセリン鎖が付加したシリコーンオイルです。疎水部と親水部を持つため、界面活性剤や粉体の分散剤として使用できます。
保水性が高く、ソフトでしっとりした感触を与えます。
また、粉体の分散剤に特化した製品もあります。

製品ラインアップと分子構造モデル

タイプ 製品 HLB モデル図
分岐タイプ
(活性剤/分散剤)

ポリグリセリン変性
シリコーンオイルをメインとする乳化製剤に有用

KF-6104

KF-6106 分散剤

ポリグリセリン・アルキル共変性
シリコーンオイル・炭化水素油などを併用する乳化製剤に有用

KF-6105

KF-6115 分散剤

微粒子酸化チタンの分散性-ビーズミル分散の分散物粘度-

各活性剤を用いて、ビーズミルで高濃度の微粒子酸化チタンをシリコーンオイルに分散させた例です。
分散性に特化した活性剤であるKF-6106、KF-6115を用いると、分散物は低粘度になり、さらに経時でも低粘度を保ちます。
これは、KF-6106とKF-6115が粉体の分散性・分散安定性に優れていることを示します。
KF-6106はシリコーンオイルを主体とした処方に適しており、KF-6115はシリコーンオイルや炭化水素油、紫外線吸収剤などを併用する処方に適します。
  • 製品分類絞り込み

  • 用途分類

KF-6104

KF-6104

シリコーン鎖が分岐したポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤。W/Si 乳化剤として使用できる。水分保持性に優れ、これを配合したエマルジョンは肌になじみやすく、非常にソフトでしっとりとした感触を与える。HLB:低

KF-6106

KF-6106

シリコーン鎖が分岐したポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤。顔料表面への吸着性が高く、シリコーン中への顔料の優れた分散剤として活用できる。HLB:低

KF-6105

KF-6105

シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤。W/Si、W/O 乳化剤として使用できる。シリコーンオイル、油脂類双方に対して優れた溶解性を有しており、乳化後の粘度、安定性などで特徴のある製品を作ることができる。水分保持性に優れ、これを配合したエマルジョンは肌になじみやすく、非常にソフトでしっとりとした感触を与える。HLB:低

KF-6180

KF-6180

植物油や紫外線吸収剤に対して優れた乳化性能を持つW/Oシリコーン活性剤。

KF-6115

KF-6115

シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤。顔料表面への吸着性に優れ、シリコーンオイル、油脂類双方に溶解性を有しており、各種油剤中への顔料の優れた分散剤として活用できる。HLB:低