2006年ニュース

シリコーン樹脂製品の値上げについて

信越化学工業株式会社(本社:東京)は2006年7月21日出荷分より、主要製品の一つであるシリコーン樹脂の値上げを国内外で行う。値上げ幅は製品別に10%~15%。

シリコーン樹脂製品の主原料である金属ケイ素やメタノール、メチルクロライド、白金の価格は一昨年来、高騰を続けている。さらに当社では、原油価格の高騰による溶剤系原料・製造用のエネルギーおよび輸送運賃などのコスト上昇に直面している。

当社は、これまでシリコーン樹脂事業において、内部合理化や増販による稼働率向上などの企業努力でコスト削減に努めてきたが、これら原材料価格高騰などによるコスト上昇分は吸収し難く、一部を販売価格に転嫁せざるを得ない状況となったもの。
なお当社では、今回のようなシリコーン樹脂製品の全般にわたる値上げは、2年ぶりとなる。

シリコーン樹脂は、有機と無機の特性を兼ね備えた高機能樹脂。電気・電子、自動車、建築、化粧品、化学工業全般など、幅広い分野で高付加価値を付与できる製品として使用されている。

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