2011年ニュース

シリコーン樹脂製品の値上げについて

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:森 俊三)は、主要製品の一つであるシリコーン樹脂製品について、2011年2月1日出荷分より、全製品を対象に国内外で最大15%の値上げを実施する。

シリコーン樹脂製品の主原料である金属ケイ素の需要は、半導体、太陽電池向けなどで拡大しており、今後も需給の逼迫が続くことが予想され、さらなる高騰が見込まれている。また、レアメタルやメタノールなどの原料価格の上昇にも直面しており、今後も騰勢が見込まれている。さらに、原油価格の高騰で、重油、ガソリンなどの製造用エネルギーのコストも上昇を続けている。

当社では、さまざまな合理化により製造コストの削減に努めているが、企業努力のみでこれらのコスト上昇分を吸収することは困難となり、その一部を販売価格に転嫁せざるを得ない状況となったもの。

シリコーン樹脂製品は、有機と無機の特性を兼ね備えた高機能樹脂。電気・電子、自動車、化粧品、建築、化学など、幅広い産業分野で高付加価値を付与できる製品として使用されている。

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