成形用シリコーンゴム セレクションガイド

高減衰防振HCR

  • 広い温度領域で優れた防振性
  • 損失係数の高い高減衰タイプ
  • 硬さ30~70のラインナップ

製品情報

主なポイント

用途 成形用
成形方法 プレス成形、過酸化物硬化
特徴 防振(高減衰)、疲労耐久
業界 自動車、輸送機、鉄道、一般工業

用途例

  • 自動車用マフラーハンガー、エンジンマウント
  • サスペンションブッシュなどのFFジョイントブーツ
  • その他車体に伝わるエンジンなどの振動を吸収、遮断する部材

特徴と期待効果

  • 損失係数tanδが高い高減衰率タイプ
    ⇒有機系ゴムでは難しい、広い温度領域で防振特性に優れる
項目/品名  KE-5530-U   KE-5540-U   KE-5550-U   KE-5560-U   KE-5570-U 
外観 淡黄色 淡黄色 淡黄色 灰色 灰色
可塑度(10m) 255 296 365 409 418
標準加硫剤 品名/部数 C-8/2.0部 C-8/2.0部 C-8/2.0部 C-8/2.0部 C-8/2.0部
試験片
硬化条件
一次加硫
二次加硫
165℃×10m
200℃×4h
165℃×10m
200℃×4h
165℃×10m
200℃×4h
165℃×10m
200℃×4h
165℃×10m
200℃×4h
硬さ(デュロメータ A) 35 42 52 63 72
密度(g/㎝3:23℃) 1.17 1.23 1.26 1.45 1.42
引張強さ(MPa) 8.8 9.6 9.2 6.4 5.5
切断時伸び(%) 870 800 750 510 330
引裂き強さ
(kN/m:クレセント)
20 34 38 26 18
反発弾性率(%) 32 26 23 23 22
圧縮永久ひずみ
(%:180℃22h)
10 13 14 18 30

(規格値ではありません)

防振性データ

粘弾性
(温度:室温/周波数:30Hz/変位:400μm)
KE-55X0-U
(高減衰率タイプ)
参考:KE-551-U
(当社一般タイプ)
弾性率E’(MPa) 5.67 5.10
損失係数tanδ 0.39 0.11
動倍率 E’ at 0.1Hz, 400μm(MPa) 4.07 4.48
E’ at 100Hz, 50μm(MPa) 11.41 6.36
動倍率E’100/E’0.1 2.80 1.42

・損失係数tanδが高く、低温から高温まで損失係数tanδの温度依存性が低い

製品に関するお問い合わせ

高減衰防振HCR

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信越化学工業株式会社 シリコーン事業本部 営業第三部

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