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信越シリコーンの製品名について
Q&A
信越シリコーンの製品名について
Q1.
信越シリコーンは5,000種を超える製品がありますが、品番には意味があるのですか?
Q2.
KFやKEのほかにどのようなものがあるのですか?
Q3.
製品番号の後ろのアルファベットにも意味があるのですか?
Q4.
無意味ではないのですね。
信越シリコーンは5,000種を超える製品がありますが、品番には意味があるのですか?
信越シリコーンの多くの製品はアルファベットのKを頭文字にしています。このKの次にくるアルファベットで製品の区分をしており、2文字目以降のアルファベットでシリコーンの性状がイメージできるようになっています。例えば、KFのFはFluidの頭文字で液体のオイルを、KEのEはElastomerの頭文字で弾性体のゴムを連想することができるわけです。
KFやKEのほかにどのようなものがあるのですか?
例えば次のような製品があります。
KS: SolventのS(溶剤希釈型)
KNS: Non SolventのNS(無溶剤型)
KM: EmulsionのM(エマルジョン)※Elastomerと区分するためM
KP: PaintのP(塗料用)
KR: ResinのR(レジン)
KMP: PowderのMP(エマルジョンパウダー)※Emulsion、Paintと区分するためMP
また、Kを頭文字としない製品もあります。
G: GreaseのG(グリース)
TC: Thermal ConductivityのTC(熱伝導)
ST: Shrink TubeのST(収縮チューブ)
など。名が体をあらわしているのがわかります。
製品番号の後ろのアルファベットにも意味があるのですか?
これにもそれぞれ意味があります。いくつか例をあげてみましょう。
KF-96-○○cs
csは、Centi Stokesの頭文字で運動粘度の単位です。1センチストークは10
-2
ストークです。数が小さいほど粘度は低くなります。信越シリコーンの代表的なジメチルシリコーンオイルには0.65cs~1,000,000csまで27種類の標準粘度があります。
KE-○○○-U
ゴムコンパウンドで加硫剤を含んでいないものをUタイプといいます。モールドや加硫(架橋)方法等によって適切な加硫剤を選択する必要があるわけです。信越化学では各製品に適した加硫剤を用意しています。
KE-○○○T
RTVゴムでTのほか、W、G、Bなどのアルファベットがついているものは色をあらわしています。TはTranslucent(透明・半透明)、WはWhite(白)、GはGray(灰)、BはBlack(黒)です。複数の色を持つ製品がありますが、基本特性は同じものです。
無意味ではないのですね。
アルファベットと数字だけの製品名にも隠れた意味があります。それがわかると少しは親しみも増すのではないでしょうか。
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