分級に関して、シリコーンゴムパウダーは凝集性があることから分級することは不可能です。シリコーンレジンパウダーおよびシリコーン複合パウダーは、分級操作は可能ですが、必要なものまでカットされてしまいロスが多くなり高価なものとなるため、現実的ではありません。
シリコーンパウダーは、メチル基などの有機基を含むため、高温雰囲気では酸化、分解を起こし、ホルムアルデヒドや二酸化炭素などを発生します。また、ゴムパウダーでは熱分解により揮発性の低分子シロキサンが発生します。微粒子タイプの複合パウダー(KMP-605、X-52-7030)では、酸化熱により発熱する場合があります。詳細についてはSDSを参照願います。
揮発性の成分は、レジンパウダーについては水分が主で、通常1%です。また、ゴムパウダーおよび複合パウダーは、数十ppmのレベルで揮発性の低分子シロキサンを含みます。関連リンク