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映画『新解釈・三國志』の小道具製作にシリコーンが活躍

2020年12月11日に公開された映画『新解釈・三國志』(大泉 洋主演)は、日本でも人気のある中国を舞台にした歴史書物「三國志」を、福田雄一氏がオリジナル脚本で実写映画化したものです。

本作品には、さまざまな小道具が使われていますが、剣の柄や青銅器などの小道具は原型から当社の型取り用液状シリコーンゴムを用いてシリコーン型を作り、複製して作られています。型取り用液状シリコーンゴムは、離型性、流動性などに優れて いることから作業効率が良く、原型を忠実に再現することができます。シリコーンは、表舞台には出てきませんが、映画製作の世界でも活躍をしています。

コメディの奇才と呼ばれる福田雄一氏による、実写版の『新解釈・三國志』を、ぜひ映画館でお楽しみください。(2021年1月掲載)

キトラ古墳の修復にも一役 液状シリコーンゴム
再構成時の支持モデル(東京文化財研究所の展示物)

再構成時の支持モデル(東京文化財研究所の展示物)

キトラ古墳は、奈良県明日香村で発見された7世紀後半から8世紀初頭の壁画を持つ古墳で、国内では他に例のない朱雀、十二支をはじめ、青龍、白虎、玄武、天文図などの貴重な資料が見つかっています。キトラ古墳で発見された壁画は、石室外で保存・修復処置を行うために壁画全体が取り外され、クリーニングおよび修復作業が進められました。そして12年という長い時間をかけて修復された壁画は、再構成され保存されています。その再構成の際に何層か に重ねられた壁画の支持体とそれをさらにバックアップする支持体とを固定する接着剤として液状シリコーンゴムが使われています。採用の理由は、壁画に悪影響を及ぼす揮発成分がないこと、体積変化が少ないこと、次の修復時に剥がすことができることなどが挙げられます。貴重な文化遺産の保存・修復のための材料としてもシリコーンは貢献しています。(2020年4月掲載)

明かりとシリコーン
明かりとシリコーン

冬になるとあちらこちらでイルミネーションを見かけるようになります。ご家庭で装飾を楽しまれている方も多いのではないでしょうか。イルミネーションの明かりにはLEDが使われていますが、白色LEDが実用化されたのは比較的最近のことです。2014年に日本人3名が青色発光ダイオードの発明と量産化でノーベル賞を受賞されたことをご記憶の方も多いでしょう。今やLEDは“明かり”の代名詞といってもいいほど一般的になっていますが、白色LEDの実用化にシリコーンも少なからず貢献しています。熱や光で変色しない封止材料としてシリコーンはその製品化に欠かせない材料の一つになっています。LED光にシリコーンあり、街の灯りを陰ながら支えています。(2019年1月掲載)

精巧なミニチュア模型の製作にシリコーンが活躍
南極観測船「2代目しらせ」の模型
南極観測船「2代目しらせ」の模型

日本最北端の建設会社 株式会社早坂組では、土木建築業とともに、模型製作の事業を展開。平成21年に稚内市青少年科学館に納入した南極観測船「2代目しらせ」の模型をはじめ、ミニチュアモーターカーなど、さまざまな模型の製作を行っています。精巧な模型の製作に欠かせないのが型取り用シリコーンゴムですが、同社でもさまざまな形状の部品を忠実に再現するためにシリコーンを使用しています。

早坂組では、本業の土木建築業で培った製図の技術を生かして精巧な模型を製作し、多くの実績を積み重ねています。また、模型の部品製作を地域の授産施設に外注するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。(2017年7月掲載)

本物そっくりのゴーヤ クレイアートの作品づくりにシリコーンが活躍
クレイアートの作品「天まで届け」
クレイアートの作品「天まで届け」

手工芸を趣味にしている東京都在住の岡本千恵子さんがクレイアートの作品「天まで届け」を制作し、「平成28年手工芸作品展」(主催:一般財団法人日本手工芸指導協会)に出品しました。

作品は壁掛けタイプで、和を感じさせる木製の板にクレイアートのゴーヤを取り付けたもの。ゴーヤの実は、型取り用のシリコーンゴムで本物から型を取って制作しているため、本物そっくりに仕上がっています。会場では多くの来場者が足を止め、リアルな作品に見入っていました。岡本さんは、「今回、初めてシリコーンを使って作品を制作しましたが、ゴーヤの実を忠実に再現でき、助かりました。また、機会があれば、シリコーンを使って作品を制作したいと思っています。」とコメントを寄せてくださいました。(2017年1月掲載)

粘着テープが付きにくい! 梱包作業に最適なシリコーンを使用したすべり止め付手袋
すべり止め付手袋

運搬や梱包など、物流における作業で欠かすことのできないすべり止め付手袋。そのすべり止めの樹脂にシリコーンを使用した手袋が活躍しています。 シリコーンを使用した手袋は、優れた離型性から、他の素材の手袋と比較して粘着テープが付きにくく、特に粘着テープを多用する梱包作業時には、大幅に作業効率を向上させることができます。また、耐熱性にも優れているため、アラミド繊維などと組み合わせることで、熱に強いすべり止め付手袋が開発され、さまざまな作業現場で使用されています。

シリコーンはその優れた特長から、これまでの手袋に新たな付加価値を生み出すことができ、商品の高機能化や高品質化に貢献しています。(2016年7月掲載)

● 販売元・お問い合わせ先:丸和ケミカル株式会社
http://www.e-maruwa.biz/

ガラスの質感をリアルに再現 サスペンスホラー映画の撮影で、シリコーンが活躍
透明のシリコーンゴムを使ったアクションシーン
透明のシリコーンゴムを使ったアクションシーン

今年の1月に公開された水川あさみ主演によるサスペンスホラー映画「バイロケーション」。本作品は、第17回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した若手ホラー作家・法条遥さんのデビュー作「バイロケーション」を、角川ホラー文庫20周年記念作品として映画化されたものです。

透明のシリコーンゴム

今回の映画の演出ではガラスを使用するシーンがあり、安全を考慮した撮影方法が検討されました。そこで、透明のシリコーンゴムが注目され、ガラスの代替材料として使用。シリコーンは、ガラスの質感をリアルに再現するとともに、安全な撮影を行うのに重要な役割を果たしました。(2014年5月掲載)

キッチン用品の素材として不可欠 セラミック製おろし器のすべり止め加工にシリコーンを使用

大根おろしに欠かせない調理器具といえばおろし器。その種類は、金属製のものをはじめ、プラスチック製やセラミック製、さらにはガラス製のものまで多々あります。

シリコーンは、ゴム弾性、耐久性、安全性に優れているため、セラミック製おろし器のすべり止め加工に使われています。シリコーンを使ったおろし器は、テーブル表面を傷つけることがなく、またすべらないので安定しておろすことができます。

シリコーンは、耐熱性や安全性などに優れているだけでなく、水洗いができて衛生的、柔らかいので調理器具を傷つけないなどの特長から、鍋つかみ、鍋敷き、ゴムベラ、落としぶた、蒸し器など、さまざまなキッチン用品の素材として使われています。(2012年4月掲載)

● 販売元:ジャパンポーレックス株式会社
http://www.porlex.co.jp/

28年前に設置された太陽電池が現在も活躍 ‐シリコーンを太陽電池セルの封止材料として使用‐

太陽光発電は、地球環境にやさしく、クリーンなエネルギーとして世界規模で普及が進んでいますが、今から28年前に設置された太陽電池が現在も発電を続け、活躍をしています。

この太陽電池は、奈良県の壷阪寺(奈良県高市郡高取町)に設置され、境内にある天竺渡来大観音石像の夜間照明の発電用として使用されています。
シリコーンは、40台設置された太陽電池モジュールのセルの封止材として使われ、重要な役割を果しています。

設置から30年近く屋外で使用されている同寺の太陽電池は、世界的にも貴重な例といい、当社ではシリコーンの優れた耐候性、耐久性を証明する実績として注目しています。(2011年10月掲載)

壷阪寺の天竺渡来大観音石像
壷阪寺の天竺渡来大観音石像
シリコーンで封止された太陽電池のモジュール
シリコーンで封止された太陽電池のモジュール
LED用シリコーン

省エネルギー、長寿命で環境にやさしい光源として注目されるLED(発光ダイオード)は、輝度の向上や技術の進歩により、携帯電話、パソコン、液晶テレビなどのバックライト、電子看板、街路灯、自動車のヘッドランプ、さらには室内照明など、用途が急速に拡大しています。シリコーンは、耐熱性、耐光性などに優れていることから、上記の用途に使用される高輝度LEDの信頼性向上に不可欠な材料となっています。

当社では、封止材、ダイボンド材、リフレクター材など、各種高輝度LED用材料を開発。さらには、その周辺材料である放熱材料や防湿絶縁材料なども取り揃えています。

LEDシリコーン材料はこちらから
放熱用シリコーン材料はこちらから

外観も質感も本物そっくりに 食品サンプルの制作にシリコーンが活躍

ショーウインドーに並ぶおいしそうな食品サンプルの数々…。例えば、デザートのクリームや生ビールの泡の部分はシリコーンでできており、外観も質感も本物そっくりに仕上がります。また、サンプルの材料の複製には、型取り用シリコーンゴムが使われています。

シリコーンは、作業性に優れ、また長い間、展示しても変質しないなどの特長から、食品サンプルの制作に欠かせない材料となっています。(2010年10月掲載)

陶器とシリコーンの組み合わせで実現した魅力ある美術作品
写真:蛍灯(ほたるび)

『蛍灯(ほたるび)』
H750×W250×D200mm

工芸美術作家として活躍する井上榮山さんが制作した陶芸作品「蛍灯(ほたるび)」が、第59回群馬県美術展(2008年11月開催)で入選しました。
この作品は、陶器と透明シリコーンゴムを組み合わせたもので、蛍が水の中から飛び出し、光を放ち飛び立つ様子を表現しています。井上さんは、「シリコーンで水をうまく表現できました。この作品には何かワンポイントが欲しかったのですが、シリコーンがその期待に見事に応えてくれました」とコメントを寄せています。(2009年1月掲載)

シリコーンゴムが新しいアートの世界を拓く
写真:LeafPicture(square)2008

LeafPicture(square)2008
H280×W280×D50mm
エポキシ、シリコーン

若手アーティストとして活躍する池田剛介さんの作品が注目を集めています。その作品とは、透明シリコーンゴムをベースの素材として使い、そこに型取りした動植物の複製樹脂を色付けして埋め込んでいくというもの。「Picture」シリーズとして2006年から制作を手がける池田さんは、「この作品はいわば発展途上。さらに進化させていきたい」とコメントを寄せています。
池田さんの作品は、日本のアートをリードする美術総合誌「美術手帳」にも取り上げられました。(2008年7月掲載)

見て、触れて、感触も楽しめる新しいアート
写真:EXISTENCE-WAVE,05.P, 2005

EXISTENCE-WAVE,05.P, 2005
Silicone on Canvas
116.7×91cm

韓国在住の美術作家、呉二良(OH YI-RYANG)さんは、当社のシリコーンRTVゴムを使った「EXISTENCE-WAVE」という作品を発表しています。
シリコーンゴムを薄いひも状にしたもので、キャンバスに直線と曲線を組み合わせた図象を描いた作品は、直接触れることもでき、シリコーンゴムのソフトな感触を実感できる体感タイプの作品です。昨秋、日本でも個展が開催されるなど、世界各地で作品が発表されています。(2007年1月掲載)

日本における作品のお問い合せ先:篠田美術 電話03-3572-3880

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