コーティング用シリコーン
コーティング剤へのシリコーンの4つの使い方
使い方1 シリコーン樹脂材料:樹脂そのものとして使用
■ シリコーンレジン

- 構造:
- 3次元のシロキサン網目構造で構成された高分子の樹脂
- 特長:
- 造膜性に優れ、高硬度から柔軟性のある塗膜を形成
■ シリコーンオリゴマー(タイプA)

- 構造:
- 3次元のシロキサン網目構造で比較的低分子の樹脂。分子中にアルコキシ基および非反応性官能基を持つ
- 特長:
- 樹脂単体として、有機樹脂の改質剤としても使用可能。また、反応性希釈剤としても使用可能
特長







カタログ
使い方2 樹脂ハイブリッド化材料:他の樹脂を改質してシリコーンの特性を付与
■ シランカップリング剤

- 構造:
- 分子中にアルコキシ基と反応性官能基を持つモノマー
- 特長:
- アルコキシ基は無機材料との密着性改良に、反応性官能基は有機樹脂の改質に寄与
■ シリコーンオリゴマー

- 構造:
- 3次元のシロキサン網目構造のオリゴマー。分子中にアルコキシ基及び反応性官能基を持つ
- 特長:
- 有機樹脂の改質剤としても使用可能。また、反応性希釈剤としても使用可能
■ シリコーンレジン

- 構造:
- 3次元のシロキサン網目構造で構成された高分子の樹脂
- 特長:
- 造膜性に優れ、高硬度から柔軟性のある塗膜を形成
■ 変性シリコーンオイル

- 構造:
- 主鎖が2次元のシロキサン構造で構成され、側鎖や末端に反応性・非反応性官能基を持つ
- 特長:
- 反応性官能基を持つオイルを用いることで、有機樹脂の改質が可能
付与できる特性
アクリル樹脂






エポキシ樹脂




ポリエステル&アルキッド樹脂






ウレタン樹脂





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使い方3 塗膜表面改質剤: 添加剤として塗膜の表面状態を改質
■ シリコーンパウダー

- 構造:
- レジン構造、ゴム構造、レジン被覆のゴム構造の3種類
- 特長:
- 粒径、形状もバラエティ豊かに取りそろえ、多様なニーズに対応可能
付与できる特性




■ KPシリーズ

- 特長:
- レベリング剤、消泡剤、スリップ剤など、コーティング用途に特化した塗膜表面改質剤のシリーズ
付与できる特性



















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使い方4 顔料・フィラー表面処理剤: フィラーの表面を改質しコーティング剤の性能を改善
■ アルコキシシラン

- 構造:
- 分子中にアルコキシ基を持つモノマー
- 特長:
- アルコキシ基は無機質材料との密着性を改良
付与できる特性


■ シランカップリング剤

- 構造:
- 分子中にアルコキシ基と反応性官能基を持つモノマー
- 特長:
- アルコキシ基は無機材料との密着性改良に、反応性官能基は有機樹脂の改質に寄与
付与できる特性


■ シリカ球状微粒子

- 構造:
- 粒径が極めて小さく粒度分布幅も狭い。また表面が高度にはっ水化処理されている
- 特長:
- 単分散で凝集が少ない。各種粉体への付着性良好
付与できる特性
