アプリケーション例
- 文化財の美観維持と劣化防止に貢献するシリコーン
大分県豊後高田市にある熊野磨崖仏
熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)は、大分県豊後高田市にある平安時代後期の磨崖仏で、国の重要文化財および史跡に指定されています。同磨崖仏は、山の中腹にあるためコケ類や地衣類などの着生生物が繁茂し、観覧する上で大きな問題になっていました。そこで、2009年に保存・修復事業が行われ、磨崖仏の表面のクリーニング作業とともに、当社の防藻タイプのシラン系浸透型吸水防止剤「シンエツ バイオウォーターガードM」で処理をしました。
同製品は、長期にわたって藻類やコケ類の発生を防止し、また優れた吸水防止とはっ水効果を発揮するため、磨崖仏の美観維持と劣化防止に役立っています。(2015年4月掲載)- 省燃費タイヤ(エコタイヤ)用シリコーン
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クルマのタイヤの性能も時代とともに進化し、現在、転がり抵抗を低減した省燃費タイヤ(エコタイヤ)が普及してきています。シリコーンは、省燃費タイヤの改質剤として使われ、重要な役割を果しています。
さまざまな特性を兼ね備えたシリコーンは、ゴム、プラスチック、塗料などの樹脂改質剤として、幅広く使われています。
シリコーンを配合することにより、ゴム物性が向上し、その結果、省燃費効果を発揮するタイヤができます。