製品タイプ別

オリゴマー

シリコーンオリゴマーは、3次元網目構造を持つ比較的低分子の樹脂です。その構造的な特徴から、樹脂単体として、有機樹脂の改質剤として、また、樹脂材料としても用いることができます。
幅広い用途、分野で使用されており、その製品の多様性から近年ますます注目が高まっています。

有機樹脂改質剤として使用した場合の特性

有機樹脂との相溶性

低分子のため、相溶性が良好。

揮発性が低い

高温下でも揮発性が低く、有効成分が機能します。

反応点が多い

モノマータイプに比べ、対象物との反応点が多く、有効に機能します。

樹脂材料として使用した場合の特性

室温硬化

触媒を併用することにより、空気中の湿気と反応し室温で硬化します。

高硬度

比較的低分子のため、高硬度な被膜を形成します。

はっ水性

特にメチル基を含有する製品は、はっ水性の良い被膜を形成します。

代表的な製品

用途 品名 ワンポイント
コーティング、
有機樹脂の改質
KC-89S 低重合体
KR-500 中重合体
X-40-9225 高重合体
X-40-9250 可とう性付与、厚膜化
有機樹脂の改質 KR-510 高硬度の被膜を形成
コーティング KR-400 高硬度の被膜を形成
KR-401 耐屈曲性、耐衝撃性に優れる
カップリング剤 KR-516 エポキシ当量 280g/mol
X-40-9296 メタクリル当量 230g/mol
KR-513 アクリル当量 210g/mol
KR-519 メルカプト当量 450g/mol
成形物 KR-470 低硬化収縮、エポキシ当量 200g/mol
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