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防曇コーティング剤

X-12-1427-30(親水性タイプ)、X-12-1402A(吸湿性タイプ)

いずれも耐水性と防曇持続性に優れたコーティング剤です。親水性タイプと吸湿性タイプが選択可能です。

特長

    X-12-1427-30(親水性タイプ)

  • 防曇持続性に優れています(特に高湿条件下)。
  • 従来の親水性タイプよりも耐水性に優れています。

    X-12-1402A(吸湿性タイプ)

  • 耐水性と防曇持続性に優れています。
  • 水膜が生じないため、視界を良好に保ちます。また、凍結はしません。
  • 表面の滑り性が良好です。

用途例

  • ガラスや透明樹脂(ポリカーボネートなど)の防曇処理

タイプ別の防曇メカニズムと注意点

  親水性タイプ 吸湿性タイプ 未塗布

防曇メカニズム


水蒸気を水膜にして
透明性を維持

水蒸気をコーティング剤が
吸収して透明性を維持

水蒸気が
水滴になり曇る

注意点


0℃以下で
水膜が凍結

吸湿限界量を超えると
水滴が発生

一般特性

項目 製品名 X-12-1427-30(親水性タイプ) X-12-1402A(吸湿性タイプ)

有効成分

wt%
30 35

溶媒

PGME

外観 25℃

淡黄色液体 淡黄色液体

粘度 25℃

mm2/s
5 70

標準硬化条件

有効成分1wt%に希釈して塗布
→ 室温で30分風乾
120℃×30min

対象基材

ガラスなどの無機基材 ポリカーボネートなどの有機基材、
無機基材
(規格値ではありません)

耐水性試験結果 X-12-1427-30(親水性タイプ)

防曇剤 X-12-1427-30
(親水性タイプ)
他社品A
(親水性タイプ)
ブランク
〈初期塗膜評価〉

初期防曇性

良い
良い
悪い
〈24時間水浸漬後塗膜評価〉

耐水防曇性

良い

水接触角:2 °
悪い
悪い

*基材:ガラス板

防曇性評価方法のイメージ  

耐温水性試験結果 X-12-1402A(吸湿性タイプ)

防曇剤 40℃水蒸気で曇るまでの時間(s)
初期 40℃温水浸漬
24時間後 100時間後 240時間後
X-12-1402A
(吸湿性タイプ)
30 100 150 150
他社品A
(親水性タイプ)
0

*40℃の温水に浸漬後、40℃の水蒸気に密閉系で晒し、曇るまでの時間を測定
*基材:ポリカーボネート

(規格値ではありません)

耐水性と防曇持続性に優れた防曇コーティング剤です。
X-12-1427-30は、無機基材の用途に限られますが、水系材料のため室温風乾で防曇膜が得られます。
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