信越シリコーン｜注目製品：UV付加型液状シリコーンゴム

注目製品

UV付加型液状シリコーンゴム

X-32-4044

X-32-4044は、一液型のUV付加硬化型液状シリコーンゴムです。

特長

一液UV付加硬化型シリコーン接着剤です。
UV照射から材料の硬化が始まるまでタイムラグがあるため、UV照射後に基材を貼り合わせることができます。
このため、光を透過しない部品への使用が可能です。
加熱処理を行うことで、硬化時間を短縮できるため、工程設計の自由度が増します。
硬化収縮が極めて小さいため、室温硬化では精密部品固定時の位置精度に影響を与えたり、基板を反らせたりしません。
硬化後は優れた接着性を有する低弾性ゴムになります。

用途例

各種精密部品、電機部品の接着固定
ポリイミド、液晶ポリマー（LCP）などさまざまな樹脂および金属の接着

一般特性

項目製品名		X-32-4044
外観		無色半透明
粘度 Pa・s		60
硬化条件	UV光源	365nm
	照度 mW/cm²	100
	照射時間 s	30
	積算光量 mJ/cm²	3000
UV照射後硬化条件		23℃×24h または 80℃×30min
密度 23℃ g/cm³		1.06
硬さ　デュロメータA		11
引張強さ MPa		2.7
切断時伸び %		490
引張せん断接着強さ MPa	Al/Al	1.4
	PBT/PBT	1.2
	PPS/PPS	0.7
硬化収縮率 %		＜0.1
大気硬化性		あり

（規格値ではありません）

※付加硬化型液状シリコーンゴムの硬化阻害について
・白金触媒が、ある種の化合物と錯体を形成して触媒作用が阻害される場合があります。
例：N、P、Sなどを含む有機化合物、Sn、Pb、Hg、Sb、Bi、Asなどの重金属のイオン性化合物、アセチレン基など不飽和基含有有機化合物
・硬化剤と反応可能な成分が混合され、硬化剤が消費される場合があります。
例：アルコール、水、カルボン酸などの有機酸

使用方法

基材やプロセスに合わせて使用方法を変えることができる材料です。

UV照射量を調整することで、UV照射後、硬化が始まるまでの作業可能時間を変更することが可能です。