メチル系
メチルシリコーンレジンは、有機置換基が全てメチル基で構成されたシリコーンレジンです。高硬度で、防湿性、絶縁性、はっ水性、離型性のある被膜を形成します。
有機置換基が全てメチル基で構成されたシリコーンレジンです。シリコーンレジンの基本性能である耐熱性、電気絶縁性に加え、高硬度、撥水性、離型性に優れた硬化被膜を形成します。
構造的特長 | 性能的特長 | |
---|---|---|
メチル系 | メチル基 | 高硬度、撥水性、離型性 |
メチル/フェニル系 | メチル基およびフェニル基 | 高耐熱性、相溶性、耐クラック・剥がれ |
エポキシ樹脂変性 | エポキシ樹脂とのハイブリッド | 防食性、耐水性、密着性 |
ポリエステル樹脂変性 | ポリエステル樹脂とのハイブリッド | 耐薬品性、耐屈曲性 |
アルキッド樹脂変性 | アルキッド樹脂とのハイブリッド | 光沢、顔料適性、室温硬化 |
各製品の位置付け
メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較と位置付けをご紹介します。メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較
現在6件の製品が該当
KRW-6000シリーズ
KRW-6000シリーズ
- シリコーンレジンの水分散タイプです
- 常温で水が揮発することで被膜を形成します
- 有機溶剤非含有であり、硬化反応により発生する成分は、水だけです
- 乳化剤を使用しておらず、シリコーン100%の被膜が形成可能です
- 室温で硬化が進行しますが、数分間の加熱により、硬化時間の短縮が可能です
- 耐候性、耐熱性、防汚性に優れた被膜を形成します
KR-251
KR-251
- 超高重合度
- 室温でも溶剤が揮発すればラッカー被膜を形成
- 加熱によりさらに耐熱性、耐薬品性に優れた被膜を形成
- 主に電気絶縁、耐水コート剤として実績あり
KR-220L
KR-220L
- 固形(シリコーン分100%)でフレーク状
- 抵抗器塗料、金属粉焼結体のバインダーなどに実績あり
- 低発煙
KR-220LP
KR-220LP
- 固形(シリコーン分100%)でパウダー状
- KR-220Lをさらに粉砕しパウダー化したもの
- 低発煙
KR-242A
KR-242A
- 高硬度な被膜を形成
- 加熱による発煙が少ない
- マイカなど無機材料のバインダーに実績あり
X-40-2406M
X-40-2406M
- 耐ヒートショック性に優れる
- 耐熱性に加え離型性あり
- 塗料
- コーティング用途で実績あり