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シリコーンオリゴマー
シリコーンオリゴマーは、比較的低分子のシリコーンレジンです。その構造的な特徴から、樹脂単体として、有機樹脂の改質剤として、また界面の改質剤としても機能する非常にユニークな製品です。
シリコーンオリゴマーは、反応性の官能基がアルコキシシリル基(Si-OR)で分子量が小さい製品を指します。 アルコキシシリル基のため、硬化触媒を併用すると空気中の湿気により室温で硬化被膜を形成します。また、加熱硬化する製品もあります。
低分子の為、他の有機樹脂にも相溶し易く耐候性や密着性を向上させる改質剤としても使用されています。 シリコーン有効成分100%の製品が多く有機溶剤を含んでおりません。 尚、反応性の官能基が脂環式エポキシ基やアクリル基の製品もございます。
シリコーンオリゴマー構造式のイメージ
シリコーンレジン | シリコーンオリゴマー | |
---|---|---|
反応性官能基 | シラノール基(Si-OH)∗ビニル基とヒドロシリル基の付加硬化タイプもあり | アルコキシシリル基(Si-OR)∗脂環式エポキシ基やアクリル基もあり |
硬化方式 | 熱硬化 | 室温硬化・加熱硬化 |
溶剤系 | 有機溶剤∗固形や弱溶剤、水系の製品もあり | 無溶剤(シリコーン分100%) |
使用方法 | 主剤 | 主剤、樹脂ハイブリッド化剤 |
適用分野 | より高耐久(耐熱性、電気絶縁性など)が必要な分野 | 加熱設備が無い場合 有機溶剤が使用できない場合 有機樹脂の改質 |
現在46件の製品が該当
X-40-9301
X-40-9301
- 開発品
- 耐アルカリ性
- 耐水性
X-40-9309A
X-40-9309A
- 紫外線吸収剤を含有し、基材の紫外線劣化を防止
- 室温硬化
- 一液タイプ(硬化触媒含有タイプ)
- 高硬度の被膜を形成
X-40-9300
X-40-9300
- 開発品
- アルコキシ基の反応性が非常に高く速硬化
- 耐アルカリ性
- 耐水性
X-40-2761
X-40-2761
- 開発品
- アクリル当量 330g/mol
- 耐クラック性の付与
- アクリレートおよび各種光開始剤との相溶性に優れる
- UV/EB硬化系に適用可
X-40-2669
X-40-2669
- 比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる
- 直鎖状シロキサン骨格を持ちレベリング性、濡れ性が良好
- 低粘度で反応性希釈剤としても有効
X-88-1007
X-88-1007
- 開発品
- SUSやアクリルなどの難接着基材にも密着性良好
- 耐クラック性、はっ水性良好
X-88-2003A
X-88-2003A
- 高硬度と耐クラック性を両立。特に、高温環境下での耐クラック性に優れる
- 防汚性(撥水性、滑水性、耐マジック防汚性)が良好
- 速硬化
- 一液タイプ
X-48-1800
X-48-1800
- コールドブレンド*するだけで使用可能
- 対象樹脂は主にシリコーン変性されたアクリルポリマー/ポリエステル/アルキッド/弱溶剤アクリル樹脂/NAD
- 耐候性、耐熱性、耐マジック汚染性、耐酸・耐アルカリ性などが向上
- 推奨添加量は樹脂固形分100に対し10~50部
*コールドブレンド:加熱せずに単純に混ぜて配合する手法
X-48-1801
X-48-1801
- イソシアネート系硬化剤との併用が可能
- コールドブレンド*するだけで使用可能
- 推奨添加量は硬化剤に対して3%~20%(NCO当量換算)
- 耐候性や耐マジック汚染性が向上
- 対象ポリオールは主にアクリル/ポリエステル/アルキッドポリオール
*コールドブレンド:加熱せずに単純に混ぜて配合する手法
X-88-2005
X-88-2005
- 防汚性(撥水性、耐マジック防汚性)が良好
- 脱エタノール型でも速硬化
- 一液タイプ
KR-4000A
KR-4000A
- シリコーン系コーティング剤に添加可能
- はっ水性、滑水性を付与
- 拭き上げ施工しても防汚性能を維持
X-88-1004
X-88-1004
- 開発品
- SUSやアクリルなどの難接着基材にも密着性良好
- 高硬度で耐擦傷性良好
X-48-1600
X-48-1600
- 開発品
- 高硬度と耐屈曲性の両立
- エトキシ基の脱エタノール反応で硬化
- 環境対応型(脱メタノール反応ではないため)
X-40-2728
X-40-2728
- 比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる
- 環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない
- 2官能のため耐クラック性良好
X-48-1500
X-48-1500
- 開発品
- 高硬度と耐屈曲性の両立
- 速硬化
X-48-1407
X-48-1407
- 従来、接着が難しかったポリカーボネート基材に良好な密着性を有する
- 無溶剤、低粘度の湿気硬化型コーティング剤
- 短時間で硬化し、高硬度の撥水塗膜が得られる
- 低粘度のためスプレー塗工可能
X-40-9312
X-40-9312
- 開発品
- 高硬度でありながら、耐クラック性を有する
- 光照射後の耐黄変性、耐クラック性に優れる
X-40-2450
X-40-2450
- 樹脂への添加時に表面移行しやすい
- 少量の添加で帯電防止性能を付与
- 剥離性、すべり性、滑水性も付与可能
X-48-1501
X-48-1501
- 開発品
- 高硬度、耐屈曲性、耐熱クラック性、耐衝撃性を
併せ持つ
KR-470
KR-470
- 比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる
- 環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない
KR-4000G
KR-4000G
- 一液タイプ
- 艶に優れる。撥水性、滑水性が良好
- 拭き上げ施工しても防汚性能を発揮
- シリコーン以外の有機樹脂に添加することで、撥水性を付与
KR-2710
KR-2710
- ポリカーボネート難燃剤
- 透明性良好
X-24-9590
X-24-9590
- アルコキシ基はメトキシ基
- エポキシ当量 590g/mol
X-48-5030
X-48-5030
- UV硬化型で⼤気下での硬化性が良好
- 低粘度、耐擦傷性、低反り性に優れる
- スプレー塗工などの低粘性が求められる塗工法にも
対応可能
X-48-5031
X-48-5031
- UV硬化型で⼤気下での硬化性が良好
- 紫外線吸収剤を配合し耐候性に優れる
- 低粘度、耐擦傷性、低反り性に優れる
- スプレー塗工などの低粘性が求められる塗工法にも
対応可能
X-40-2678
X-40-2678
- 比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる
- 環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない
- 2官能のため耐クラック性良好
KR-511
KR-511
- アルコキシ基はメトキシ基
- ビニル当量 530g/mol
- 難燃剤として実績あり
X-40-9296
X-40-9296
- アルコキシ基はメトキシ基
- メタクリル当量 230g/mol
- UV/EB硬化系に適用可
KR-213
KR-213
- 樹脂改質用
- 可とう性、耐クラック性の付与が可能
KR-515
KR-515
- KC-89Sより高分子化
- T単位のみで構成
- コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
KR-500
KR-500
- KR-515より高分子化
- T単位のみで構成
- メチル系ではスタンダード製品
- コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9225
X-40-9225
- KR-500より高分子化
- T単位のみで構成
- コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9246
X-40-9246
- D単位を導入し可とう性付与
- コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9250
X-40-9250
- D単位を導入し可とう性付与
- コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
- はっ水性、滑水性が良好
- 張り紙および落書き防止性に優れる
KR-400N
KR-400N
- 高硬度な被膜を形成
- KR-400から硬化触媒を除いた製品
KR-401N
KR-401N
- 可とう性のある被膜を形成
- 高光沢
- KR-401から硬化触媒を除いた製品
KR-510
KR-510
- メチル/フェニル系のスタンダード製品
- 主に有機樹脂の耐熱性、耐候性改質目的で実績あり
- オリゴマー系コーティング剤に可とう性、耐クラック性の付与が可能
KR-513
KR-513
- アルコキシ基はメトキシ基
- アクリル当量 210g/mol
- UV/EB硬化系に適用可
- KBM-5103(モノマータイプ)より低揮発
KR-400
KR-400
- 一液タイプ(硬化触媒含有タイプ)のスタンダード製品
- 高硬度な被膜を形成
X-40-2327
X-40-2327
- 速硬化
- リコート可能
KR-401
KR-401
- 耐屈曲性に優れる
- 高光沢
KR-517
KR-517
- アルコキシ基はメトキシ基とエトキシ基
- エポキシ当量 830g/mol
KC-89S
KC-89S
- 低分子
- T単位のみで構成
- 高硬度の被膜を形成
- コーティング剤のバインダーとして実績が多い
KR-516
KR-516
- アルコキシ基はメトキシ基
- 有機置換基はエポキシ基以外にメチル基を併せ持つ
- エポキシ当量 280g/mol
KR-518
KR-518
- アルコキシ基はメトキシ基とエトキシ基
- メルカプト当量 800g/mol
KR-519
KR-519
- アルコキシ基はメトキシ基
- 有機置換基はメルカプト基以外にメチル基を併せ持つ
- メルカプト当量 450g/mol