信越シリコーン セレクションガイド

メチル/フェニル系

メチル/フェニルシリコーンレジンは、有機置換基がメチル基およびフェニル基で構成されたシリコーンレジンです。耐熱性に優れ、機械的強度や光沢のある被膜を形成します。

有機置換基がメチル基およびフェニル基で構成されたシリコーンレジンです。シリコーンレジンの基本性能である耐熱性、電気絶縁性に加え、より高い耐熱性、耐クラック性、密着性に優れ、有機樹脂との相溶性も良好です。
  構造的特長 性能的特長
メチル系 メチル基 高硬度、撥水性、離型性
メチル/フェニル系 メチル基およびフェニル基 高耐熱性、相溶性、耐クラック性、密着性
エポキシ樹脂変性 エポキシ樹脂とのハイブリッド 防食性、耐水性、密着性
ポリエステル樹脂変性 ポリエステル樹脂とのハイブリッド 耐薬品性、耐屈曲性
アルキッド樹脂変性 アルキッド樹脂とのハイブリッド 光沢、顔料適性、室温硬化

各製品の位置付け

メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較と位置付けをご紹介します。

メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較

メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較 メチル系、メチル/フェニル系製品の特性比較と位置付け2
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X-48-1030D

X-48-1030D

  • 開発品
  • TX(トルエン、キシレン)溶剤フリー
  • 溶剤としてDMFDG(ジプロピレングリコール ジメチルエーテル)とPGMAC(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を使用
  • 室温乾燥で被膜を形成
  • 高硬度で耐熱性に優れた被膜を形成

X-40-2756

X-40-2756

  • 開発品
  • 付加硬化型
  • 硬化触媒を含有し一液化
  • 硬化収縮が少ないため、成形物や厚膜化が可能
  • ガラス基材への密着性も良好

KR-211

KR-211

  • 有機樹脂の改質剤
  • 耐熱性や耐候性の付与が可能
  • 主に塗料用途で実績あり

KR-212

KR-212

  • 有機樹脂の改質剤
  • KR-211よりも相溶性、可とう性に優れる
  • 耐熱性や耐候性の付与が可能
  • 主に塗料用途で実績あり

KR-255

KR-255

  • 室温でも溶剤が揮発すればラッカー被膜を形成
  • 加熱によりさらに耐熱性、耐薬品性に優れた被膜を形成
  • 主に電気絶縁、耐水コート剤として実績あり

KR-271

KR-271

  • 耐熱性、電気絶縁性に優れた被膜を形成
  • 可とう性が特長で高温時のクラックや剥がれが少ない
  • 主に塗料、コーティング剤のバインダーとして実績あり

KR-282

KR-282

  • 耐熱性に優れた被膜を形成
  • 高温時のクラックや剥がれが少なく、性能のバランスが良い
  • 主に耐熱塗料のバインダーとして実績あり

KR-300

KR-300

  • 耐熱性に優れた被膜を形成
  • 高硬度
  • 主に耐熱塗料のバインダーとして実績あり

KR-311

KR-311

  • メチル/フェニル系のスタンダード製品
  • 耐熱性に優れた被膜を形成
  • 有機樹脂との相溶性良好
  • 主に耐熱塗料のバインダーとして実績あり

X-40-2667A

X-40-2667A

  • 付加硬化型
  • 主剤(A剤)と硬化剤(B剤)の二液タイプ
  • 硬化収縮が少ないため、成形物や厚膜化が可能
  • ガラス基材への密着性も良好

KR-480

KR-480

  • ポリカーボネートの難燃性付与剤として開発
  • フェニル基が多く有機樹脂への相溶性が良好
  • シラノール基がほとんど無く熱可塑性
  • エポキシ成型物の応力緩和性付与剤としても実績あり