信越シリコーン セレクションガイド

X-40-2450

イオン液体変性オリゴマー

求める性能 滑水性帯電防止性耐擦傷性
特徴・用途など 表面移行性良好
  • 樹脂への添加時に表面移行しやすい
  • 少量の添加で帯電防止性能を付与
  • 剥離性、すべり性、滑水性も付与可能

製品情報

X-40-2450は、イオン液体をシリコーン変性したシリコーンオリゴマーです。樹脂混合時に表面移行しやすく、少量の添加で耐熱性と持続性に優れた帯電防止性を付与できます。

期待できる性能

  • 帯電防止性の付与
  • 剥離性の付与

一般特性

項目/製品名 X-40-2450
シリコーンの形態 シロキサン
外観 無色透明液体
有効成分 (%) 60
粘度 (mm2/s) 2.5
比重 25℃ 0.97
溶剤 メチルエチルケトン

(規格値ではありません)

帯電防止性データ

項目/製品名 X-40-2450 イオン液体∗4
表面抵抗値 Ω 初期 4×1010 >1013
水拭試験後∗1 1×1011 >1013
水浸試験後∗2 3×1011 >1013
耐熱試験後∗3 8×1011 >1013

(規格値ではありません)

  • 配合比:ジベンタエリスリトールヘキサアクリレート/2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロパン-1-オン/メチルエチルケトン/X-40-2450=48.8/2.4/48.2/2.0
  • 基材:東洋紡株式会社製 PET(コスモシャインA4300)
  • 硬化条件:600mJ/cm2 窒素雰囲気
  • 膜厚:5μm
∗1
硬化物を含水脱脂綿で50往復ラビング後、余分な水分を拭き取って測定
∗2
硬化物を水に浸漬後(25℃×5h)、余分な水を拭き取って測定
∗3
硬化物を加熱後(105℃×1日)、測定
∗4
(n-C8H17)3(CH3)N+(CF3SO2)2N-

構造式のイメージ

X-40-2450構造式のイメージ

帯電防止性能の比較

X-40-2450帯電防止性能の比較

表面移行のメカニズム

X-40-2450表面移行のメカニズム

製品紹介動画

適用可能溶剤系有機溶剤系
適用可能樹脂エポキシ,ポリエステル,アクリル,アルキッド
溶剤系無溶剤
使用方法添加剤
硬化方式硬化しない
被膜の硬度-
外観無色透明液体
有効成分(%)60
粘度25℃2.5mm2/s
比重25℃0.97
屈折率25℃1.403
溶剤/溶媒-
標準硬化条件-
消防法危険物分類第四類第一石油類
荷姿1kg,16kg

(規格値ではありません)

製品に関するお問い合わせ

X-40-2450

お問い合わせフォーム

信越化学工業株式会社 シリコーン事業本部 営業第二部

03-6812-2407

関連製品リスト

製品名 タイプ 硬化方式 溶剤系 使用方法 被膜の硬度 通称 概要
KC-89S タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 低重合度メチル系オリゴマー ・低分子 ・T単位のみで構成 ・高硬度の被膜を形成 ・コーティング剤のバインダーとして実績多い
KR-515 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 中重合度メチル系オリゴマー ・KC-89Sより高分子化 ・T単位のみで構成 ・コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
KR-500 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 中重合度メチル系オリゴマー ・KC-89Sより高分子化 ・T単位のみで構成 ・メチル系ではスタンダード製品 ・コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9225 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高重合度メチル系オリゴマー ・KR-500より高分子化 ・T単位のみで構成 ・コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9246 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高重合度メチル系オリゴマー ・D単位を導入し可とう性付与 ・コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-40-9250 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高重合度メチル系オリゴマー ・D単位を導入し可とう性付与 ・コーティング剤のバインダー、有機樹脂の改質剤として実績あり
X-88-1004 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高密着、高硬度オリゴマー ・SUSやアクリルなどの難接着基材にも密着性良好 ・高硬度で耐擦傷性良好
X-88-1007 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高密着、耐クラック性オリゴマー ・SUSやアクリルなどの難接着基材にも密着性良好 ・耐クラック性、はっ水性良好
KR-400N タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高硬度メチル系オリゴマー ・高硬度な被膜を形成 ・KR-400から硬化触媒を除いた製品
X-48-1500 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - 耐屈曲性オリゴマー ・高硬度と耐屈曲性の両立 ・速硬化
X-48-1501 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高硬度、耐屈曲性、耐熱クラック性、耐衝撃性オリゴマー ・高硬度、耐屈曲性、耐熱クラック性、耐衝撃性を併せ持つ被膜を形成
X-48-1600 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - エトキシ型、耐屈曲性オリゴマー ・高硬度と耐屈曲性の両立 ・エトキシ基の脱エタノール反応で硬化 ・環境対応型(脱メタノール反応では無いため)
KR-401N タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 耐屈曲性メチル/フェニル系オリゴマー ・可とう性のある被膜を形成 ・高光沢 ・KR-401Nから硬化触媒を除いた製品
KR-510 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - 改質用メチル/フェニル系オリゴマー ・メチル/フェニル系のスタンダード製品 ・主に有機樹脂の耐熱性、耐候性改質目的で実績あり ・オリゴマー系コーティング剤に可とう性、耐クラック性の付与が可能
KR-213 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - 改質用メチル/フェニル系オリゴマー ・改質用 ・可とう性、耐クラック性の付与が可能
X-40-9312 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 高硬度、耐屈曲性オリゴマー ・高硬度でありながら、耐クラック性を有する ・光照射後の耐黄変性、耐クラック性に優れる
KR-400 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 一液硬化型高硬度オリゴマー ・一液タイプ(硬化触媒含有タイプ)のスタンダード製品 ・高硬度な被膜を形成
X-48-1407 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 樹脂基材向け一液室温硬化型高硬度オリゴマー ・ポリカーボネートをはじめとする、各種樹脂基材 に密着性を有する、無溶剤、低粘度、室温・速硬化タイプ
X-40-2327 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 一液硬化型速硬化オリゴマー ・速硬化
KR-401 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 一液硬化型耐屈曲性オリゴマー ・耐屈曲性に優れる ・高光沢
KR-4000G タイプA 室温硬化 有機溶剤 主剤 一液硬化型高光沢オリゴマー ・ツヤに優れる ・はっ水性、滑水性が良好 ・拭き上げ施工しても防汚性能を発揮する
X-40-2450 タイプA 硬化しない(改質用) 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - イオン液体変性オリゴマー ・樹脂への添加時に表面移行しやすい ・少量の添加で帯電防止性能を付与 ・離型性も併せ持つ
X-40-9300 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤   耐アルカリ性、速硬化型オリゴマー ・アルコキシ基の反応性が非常に高く速硬化 ・耐アルカリ性 ・耐水性
X-40-9301 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤   耐アルカリ性オリゴマー ・耐アルカリ性 ・耐水性
KR-517 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - エポキシ基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基とエトキシ基 ・エポキシ当量 830g/mol
X-24-9590 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - エポキシ基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・エポキシ当量 590g/mol
KR-516 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - エポキシ基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・有機置換基はエポキシ基以外にメチル基を併せ持つ ・エポキシ当量 280g/mol
KR-518 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - メルカプト基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基とエトキシ基 ・メルカプト当量 800g/mol
KR-519 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - メルカプト基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・有機置換基はメルカプト基以外にメチル基を併せ持つ ・メルカプト当量 450g/mol
KR-513 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - アクリル基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・アクリル当量 210g/mol
X-40-9296 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - メタクリル基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・メタクリル当量 230g/mol
KR-511 タイプAR 硬化しない 無溶剤(シリコーン分100%) 改質剤 - ビニル基含有オリゴマー ・アルコキシ基はメトキシ基 ・ビニル当量 530g/mol
KR-470 タイプR 熱硬化,UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 脂環式エポキシ基含有環状シロキサン4官能オリゴマー ・比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる ・環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない
X-40-2678 タイプR 熱硬化,UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 脂環式エポキシ基含有環状シロキサン2官能オリゴマー ・比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる ・環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない ・2官能のため耐クラック性良好
X-40-2669 タイプR 熱硬化,UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - 脂環式エポキシ基含有直鎖シロキサン2官能オリゴマー ・比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる ・直鎖状シロキサン骨格を持ちレベリング剤、濡れ性が良好 ・低粘度で反応性希釈剤としても有効
X-40-2728 タイプR 熱硬化,UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 グリシジル基含有環状シロキサン2官能オリゴマー ・比較的低分子でエポキシ樹脂との相溶性に優れる・環状シロキサン骨格を持ち硬化時の収縮が少ない・2官能のため耐クラック性良好
X-40-2761 タイプR UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤,改質剤 - アクリル基含有耐屈曲性オリゴマー ・耐クラック性の付与 ・アクリレートおよび各種光開始剤との相溶性に優れる
KR-2710 タイプR 硬化しない 無溶剤 改質剤 - ポリカーボネート難燃剤 ・ポリカーボネート難燃剤 ・透明性良好
X-48-1800 - 硬化しない 無溶剤 改質剤 - コールドブレンド改質用シリコーン ・シラン変性アクリル樹脂向けコールドブレンド改質剤 ・耐候性、耐熱性、耐マジック汚染性、耐酸・耐アルカリ性向上 ・推奨添加量=樹脂固形分100に対し10~50部
X-48-1801 - 硬化しない 無溶剤 改質剤 - コールドブレンド改質用シリコーン ・イソシアネート硬化系樹脂向けコールドブレンド改質剤 ・耐候性、耐マジック汚染性向上 ・推奨添加量=硬化剤に対して3%~20%(NCO当量換算)
X-48-5030 タイプR UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 無溶剤UV硬化型ハードコート剤 ・低粘度、耐擦傷性、低反り性に優れる
X-48-5031 タイプR UV硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 無溶剤UV硬化型ハードコート剤 ・耐候性、低粘度、耐擦傷性、低反り性に優れる
X-88-2003A タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 高硬度、耐クラック、防汚コーティング剤 ・高硬度と耐クラック性を両立・防汚性(はっ水性、滑水性、耐マジック汚染性)に優れる・一液速硬化タイプ
X-88-2005 タイプA 室温硬化 無溶剤(シリコーン分100%) 主剤 高硬度、脱エタノール、防汚コーティング剤 ・防汚性(撥水性、耐マジック汚染性)に優れる・一液速硬化タイプ(脱エタノール型)