TMPS-Eは、光安定化基を含有し、有機材料の酸化劣化を抑制する働きを有するシランです。

屋外で使用する有機材料の酸化劣化抑止に
特長
- ヒンダードアミン系光安定化基がフリーラジカルを捕捉し、有機材料の酸化劣化を防ぎます。
- アルコキシ基により、無機材料表面や樹脂との反応および系中での高分子量化が期待できます。
- 一般的なHALSと併用することで、長期的な耐候性向上が期待できます。
- シランカップリング剤として密着性向上にも寄与します。
用途
- 有機樹脂(ポリオレフィン、PS、ABS、PMMA、ポリエステル、ポリウレタン など)やシーラントの耐候性向上
ガラス/エポキシ樹脂界面の接着性試験

促進耐候性試験結果
SWOM 2,000h後
試験片組成:
主剤(末端シリル化ポリエーテル) 30部、可塑剤 15部、充填材 50部、架橋剤 2部、硬化触媒 1部、接着助剤 0.3部、HALS 1~2部
硬化条件:23℃/50%RH、1週間
ポリマーおよび充填材への固定化、本化合物自体の高分子量化で長期的な耐候性向上が期待できます。