シリコーン粘着シート「シンエツ パッチシール HNS-200」は、土木・建築の防水用に開発した製品です。
国土交通省 新技術情報提供システムNETIS TH-140017-VE(技術名称:シリコーン粘着シートを使用した壁高欄防水・防食工)に登録され、高架橋の壁高欄縦目地(遊間)の防水や、鋼板巻立て工法の上部防食など、幅広い分野で防水用として使用できます。
NEXCOでの施工例
高架橋の壁高欄縦目地(遊間)の防水シール
(国土交通省 新技術情報提供システムNETIS TH-140017-VE登録工法)
従来工法のポリブタジエン樹脂での封止では約3年~5年で劣化しますが、シンエツ パッチシールは20年以上の長寿命が期待されます。また、施工時はプライマー不要のため、工期も大幅に短縮できます。
国道での施工例
高架橋の耐震補強鋼板巻立て工法上部の防水・防食シール
塗装鋼板の巻立て鋼板・モルタル脚柱の両方にプライマーなしで貼り付けることができ、両材料の熱膨張係数の違いによる動きにも長期間追従します。また、鋼板上部の防食効果も期待できます。
高速道路での施工例
道路の中央分離帯水平目地の防水シール
従来工法の塩ビシートやウレタン樹脂に比べ、耐炎性、耐候性、疲労耐久性に優れています。
JRでの施工例
鉄道高架橋スラブ軌道の目地の防水シール
スラブ軌道のモルタル面にプライマーなしで貼り付けられ、夜間作業による工期の短縮が可能です。また、走行する鉄道車両による振動の疲労耐久性にも優れています。
JRでの施工例
高架橋の桁下部金属カバーの防水シール
モルタルの橋桁と金属カバーの両方にプライマーなしで貼り付けられる上、両材料の間の熱膨張係数の違いによる動きにも長期間追従します。また、走行する鉄道車両による振動の疲労耐久性にも優れています。
従来工法のモルタルでの補修に比べ、ミキサーや専門技能がなくても補修でき、養生時間も短縮。施工後はジョイントの動きに追従します。
建屋内での施工例
工場建屋内コンクリート排水溝の補修
水質汚濁防止法の改正(平成27年適用)に対応するため、汚染物質の地中への漏出防止が図られました。
高風圧と風車の回転振動を常に受けている基礎部分の防水に使われ、長期にわたり、防水性・耐候性・疲労耐久性・耐塩水性を発揮します。
中央分離帯や歩道縁石の雑草は、場所によっては夏場に2回も刈る必要があります。
シンエツ パッチシールは、耐紫外線や防水性能が優れていることから従来の防草シートを上回る長期の防草効果が期待され、各地で検討が始まっています。
配管の振動による架台の下の折板屋根の雨漏り対策。
従来はコーキング材で補修していましたが、広い面をカバーさせるためシンエツ パッチシールが採用されました。金属の防食にも効果が期待できます。
≪Q&A≫ 土木・建築用防水シリコーン粘着シートについて
≪Q&A≫ 農業用小型開水路ジョイント部止水用シリコーン粘着シート アグリパッチシールについて